9. 別離
- イベント種類
- ミニイベント 試練(強制選択)
- 参加者
- 0300054:風野緋璃
- 招待ACE
- ハードボイルドペンギン
- ゲーム日時
- 2008/01/09 16:00〜17:00
/*/
芝村: | 貴方が目を覚ますと、ベッドの上にいる。 |
---|---|
緋璃: | 「……あれ?」 |
緋璃: | 覚えていることはさっきのゲーム終了時までですか? |
芝村: | ええ |
緋璃: | 周囲に見覚えはあります? |
芝村: | ええ。ペンギンが寝ていたベッドだ |
緋璃: | なるほど えーと、迷宮競技会とかにマイルつかってるあたりからして宰相府である程度迷宮を管理してると思うんですが |
緋璃: | ペンギンが迷宮に行ったかどうかの確認取れますか? |
芝村: | 残念だが、宰相が管理してる関係で分らない |
緋璃: | 宰相に問い合わせても? |
芝村: | 問い合わせてもいい |
緋璃: | 「お父様、風野です。私用ですが質問があります」 |
緋璃: | 「ペンギンが迷宮に行ってないか教えてください。迷宮に居る場合は、私が迷宮に行く許可も」 |
芝村: | 返事がない |
芝村: | 早期終了の予感・・・ |
緋璃: | 「じゃ、勝手に行ってきます。すみませんがしばらくお仕事お休みします」 |
芝村: | 返事はない。 |
緋璃: | えーと、念のため部屋探しても今度はさすがに何もないですよね |
芝村: | 病室? |
緋璃: | です |
芝村: | 感覚はいくつ? |
緋璃: | さすがにここでWD着ているのは不自然ですよね |
芝村: | 不自然だねえ WDでペンギンに抱きつくならそれでもいいが生死判定 |
緋璃: | きゃー えーと、ここで着用アイドレス確定すると 迷宮にいったとしてもそれ着てたことになりますよね |
緋璃: | ま、いっか。普段着のチューニングマスターでいます。*1感覚は5 |
芝村: | 難易度は3 差分2 80% ダイスロール |
緋璃: | 1d100 -> 22 = 22 |
芝村: | 成功した。 |
芝村: | 部屋の中にはいないが、上から少し音がした |
緋璃: | 音した方に向かいます |
芝村: | 屋上だよ 屋根の上で、普通ではいけない |
緋璃: | 窓から屋根によじのぼろうとしたらどうなります? |
芝村: | 運動力かな 難易度は4 |
緋璃: | 敏捷ですか? |
緋璃: | だとすると自動失敗なので諦めて、窓の外に下りて屋根の上が見えるところまで行きます。同時に通信入れてはしご持ってきてもらいます |
緋璃: | もしくはそばに生えてる木かなにかから 屋根いけません? |
芝村: | 通信いれるんだね? |
緋璃: | その前に、風野の知識内で、屋根の上にいくためのルートはありませんか? |
緋璃: | 近くに木があるとか、配水管伝って上れるとか |
芝村: | ああ。 あるかも 敏捷2 |
緋璃: | えーと差分-2って20%ですよね 工具箱の中からロープ取り出して命綱つけてからやります(笑 |
緋璃: | 敏捷0なので、差分-2です |
芝村: | OK ダイスロール |
緋璃: | 1d100 -> 66 = 66 |
芝村: | 失敗したが助けられた |
緋璃: | 誰でしょうか? |
芝村: | 知らない人だ。 貴方は引っ張りあげられた。 |
緋璃: | 「すみません」 |
???: | 「気にするな」 |
緋璃: | 「人を探していたら物音がしたので」 |
緋璃: | 「ウィスキー・ブランデーもしくはハードボイルドペンギンという方を見かけませんでしたか?」 |
???: | 「ああ。そいつは死んだよ」 |
緋璃: | えーと、ペンギンの人型は前回のゲーム終了間際でみてるので顔知ってますよね? |
芝村: | 煙で見えてない |
緋璃: | 「そんなはずはないです。つい数時間前に会ってます」 |
???: | 「無理をしすぎたんだな」 |
緋璃: | ちぇー、見えなかったのか |
緋璃: | 煙越しでみた体格とかと今の人が一致するかどうかは判断つきますか? |
芝村: | ああ。煙のせいで体格は良く分らない |
緋璃: | あとはそもそも宰相府内に風野が見たことがない人が居る可能性がどれだけあるか考えて見ます |
芝村: | 意識遠かったし。勘違いしてもいいよ |
芝村: | ほぼ0%だね 顔をみたことないのは宰相くらいだ |
緋璃: | 「ねぇ、貴方は誰?」 |
緋璃: | 「私、ここに来てから結構長いんです。全員の顔を知っているつもりだったのに」 |
???: | 「つい最近脱藩してね。ま、気にしないでいい」 |
緋璃: | 国民番号管理してるから該当者がいるかどうか分かりますよね? |
芝村: | でかい体格の、おじさんだ。 |
芝村: | ええ。>該当者調査 |
緋璃: | 本当に脱藩して宰相府に滞在している、おじさんがいるかどうか 脳内データベースを洗います |
芝村: | いないね |
緋璃: | 「ね、私、出入国管理もしてるんです」 |
???: | 「それが?」 |
緋璃: | 「貴方の本当の名前、聞かせてください」 |
緋璃: | 「私のデータに、貴方は載ってない。脱藩者ってことはないと思います」 |
???: | 「コニャック・ビールポンシュ」 |
緋璃: | 「……馬鹿(小さく笑って」 |
緋璃: | 「お酒好きなんですね、ペンギンさん。……今は違うか。ウィスキーさん? ゴールドさん?」 |
???: | 「だれだ?それは」 |
???: | 「残念だが人違いだ」 |
緋璃: | 表情分かりますか? |
緋璃: | ペンギンの嘘をつくしぐさは見慣れてると思いますが |
???: | 「じゃあな。元気にやれよ。お嬢さん」 |
芝村: | 優しく笑ってる。 |
緋璃: | 「私が、あの人なしに元気に幸せになることは、ないと思います」 |
???: | 「直ぐに忘れるさ」 |
緋璃: | 「こー見えて私、執念深いんです」 |
緋璃: | 「面と向かって嫌いってでも言われない限り、いつまでだって追いかける」 |
緋璃: | 「嫌いって言われて諦めるのかどうかは知りませんが(くすくす」 |
???: | 「嫌いだ」 |
緋璃: | 「あれ、人違いなんでしょう?(いたずらっぽく笑って」 |
緋璃: | 「だからこれは、私の独り言」 |
???: | 「なるほど」 |
???: | 「留守はまかせる」 |
緋璃: | 「仕方ないじゃない、好きになった人は意地っ張りで。 待っていたらいつまでたってもこっちなんか見ちゃくれないし」 |
芝村: | ???はきえた。 |
/*/*2
*後日談(部分抜粋)* | |
---|---|
芝村: | ゲーム終了だ。お疲れ様でしたー |
緋璃: | 30分しかやってないですよっ(えぐえぐ |
芝村: | 留守任されて良かったね |
芝村: | 30分ならマイル戻ってくるジャン! |
緋璃: | じゃ、残り20分で続きを(ぉぃ |
芝村: | いいぞー。 |
芝村: | あ。でも君までいなくなると帝国が滅びそうだな |
緋璃: | なんですか、それは |
芝村: | さあ。 |
芝村: | いつもそうだが、貴方は最後まで気づかない |
- タイムリミットは1月末
- マリアがペンギンの護衛についている
- 試練の続きは広島ゲームでも小笠原ゲームでも可能 → 小笠原ゲームで追うことを選択
- 風野はペンギンをLOSTしたが、他の人が小笠原にペンギンを呼ぶ分には特に支障がない
- 評価変動
- +0 +0
累計評価値:
ハードボイルドペンギン +4 +4
滋賀小助 +2 +2
是空とおる +1 +1
8. 盲目な想い
前日談(log):
1/8夜、迷宮にいってしまった暁ゆかりを取り戻すために海法紀光・S43・クレール・白石裕・是空とおる・風野緋璃(敬称略)による広島ゲームが行われた。この部隊にはなぜかペンギンも同行していた。
一行が溶岩等に苦しみながらも迷宮を踏破するうちに、見慣れないI=D――量産型シープホーンが現れる。交戦中、取り逃してしまったシープホーンの一部隊を追って、ペンギンは一人姿を消す。後を追おうとした風野の移動はペンギンに拒絶され、後は是空さんに託すことになる。
ペンギン・是空さんが向かった先は迷宮の更に奥。彼らは無事シープホーンを撃退し、ヴィクトリーたちと合流する。戦闘音を聞きつけ、更に奥に行こうとするヴィクトリー。行った先で、ポチ王女たちとマリー4――ペンギンの昔の相棒である絶技使いのアンドロイド――に対面する。
銃を抜きあうマリー4とペンギン。だがここでヴィクトリーがマリー4をかばったため、ペンギンとヴィクトリーが倒れる。ヴィクトリーに同行していた鋸山Bが二人の治療を行い、ペンギンもかろうじて命をつなぎとめた。
- イベント種類
- ミニイベント 試練(強制選択)
- 参加者
- 0300054:風野緋璃
- 招待ACE
- ハードボイルドペンギン
- 登場ACE
- 今日子、トラオ・テンダーブルー
- ゲーム日時
- 2008/01/09 10:00〜11:00
/*/
芝村: | 宰相府の前にいる。 |
---|---|
緋璃: | ペンギンと待ち合わせたりしているんでしょうか? |
芝村: | いや、ペンギンは昨日大怪我おってね |
緋璃: | そりゃまだ治ってないですよね |
芝村: | 生死判定中だよ。 |
緋璃: | えーー 治療判定はぎりぎり成功*1したのにっ |
緋璃: | ってことは宰相府で誰かが治療中ってあたりですか? |
芝村: | そうね。 |
芝村: | トラオが治療しているだろう |
芝村: | どうする? |
緋璃: | ペンギン居るとこいきます |
緋璃: | お見舞い*2に何か持っていこうとか考える余裕なく駆けつけるかと |
芝村: | はい。今日子*3が扉の前にいる。 両手を広げている。 |
緋璃: | 「何ですか?」 |
芝村: | 今日子は貴方をにらんでいる |
今日子: | 「立ち入り禁止」 |
緋璃: | 「理由は?」 |
緋璃: | 強行突破したらさすがに負けるよなー。いくら宰相府とはいえ、隠し通路とかないですよね?(笑 |
今日子: | 「まだ治療中」 |
芝村: | 隠し通路などはない |
緋璃: | 「じゃ、手伝います」 |
緋璃: | ちなみにヴィクトリーは既に元気なんですか?*4 |
芝村: | 分らない>ヴィクトリー |
今日子: | 「じゃあ、そこの扉を守って」 |
緋璃: | 「それが何かの役に立つの?」 |
今日子: | 「……」 |
緋璃: | 窓はありますよね。何階ですか? >この部屋 |
今日子: | 「あの人は貴方をきらっています」 |
芝村: | 二階だ |
緋璃: | 「私は、彼が直接言ってくれた言葉しか信じない」 |
今日子: | 「喋れるようになったらきくといい」 |
今日子: | 「でも、今日は駄目」 |
緋璃: | 「治療だけが理由なら、退けない」 |
今日子: | 「そうやって怪我させたんでしょ?」 |
緋璃: | 「違うっ」 |
芝村: | 今日子はふふんと言って笑った。 |
今日子: | 「いつもいつも。いつもいつも」 |
芝村: | 扉が開いた。 トラオが出てきたよ。 |
芝村: | 左右を見ている |
緋璃: | 「どう?」>トラオ*5 |
トラオ: | 「大丈夫だよ」 |
緋璃: | 「良かった……。会える?」 |
トラオ: | 「無理だと思うよ」 |
トラオ: | 「だっていないもの」 |
緋璃: | 「…………ばかー!*6 行き先、分かる?」 |
トラオ: | 「男の友情だからね。秘密」 |
芝村: | 今日子は消えた。 |
緋璃: | 「うー(くすん) でも、ありがとう。毎回*7治療ばっかりでごめんね」 |
緋璃: | まずは部屋の中入って様子みたいと思います*8 |
芝村: | ええ。誰もいないね。 窓は開いている。 |
緋璃: | 痕跡とかあるわけないですよね |
芝村: | あれば今日子が先に捕まえてると思うよ |
緋璃: | 窓から降りてそこらへん探し回りながら、通信機で知り合いの秘書官に連絡取ります。 怪我してるペンギンか見慣れない人の目撃情報があったらまわしてほしい、と |
芝村: | 怪我してるペンギンも見慣れない人もいないようだね。宰相府の屋敷の中にはいない |
緋璃: | 宰相府って天領の中ですよね |
芝村: | ええ トラオは少し笑うと、歩いていった。 |
緋璃: | うーん |
緋璃: | 行ったことあるのがデート区画くらいなんで、そっちの方に急いでいきながら是空さん、海法さんに通信で心当たりないか聞きます |
芝村: | 聞いた相手が悪かったな 二人からはてんでばらばらな場所の指示があった |
緋璃: | げふー |
芝村: | どうする? 今ここで終了させてもいい |
緋璃: | んー、デート区画まず探してみます |
芝村: | 当然誰もいなかった。 |
緋璃: | ですよねー |
緋璃: | 宰相府に天領の監視網とかなんかないですか |
芝村: | 早期終了の予感 あるよ。 |
芝村: | トラオが遠くで、ベンチに座って休憩している。 |
緋璃: | じゃ、つきやまさんか南天さんあたりに後でおごるからっ、といってその辺の調査頼み込みます |
緋璃: | 私はトラオの方いってみます |
芝村: | 貴方はトラオのところに来た。 トラオは片方の耳になにかつけている。 |
緋璃: | トランシーバか何かですか? |
芝村: | 恐らくは 小さく、爆発の音が聞こえている。 |
緋璃: | いきなり奪ってみます |
芝村: | トラオは優しく笑っている。 トラオは予想していたようだ。よけた。 |
トラオ: | 「そんなんじゃペンギンに近づくのは難しいと思うよ。お嬢さん」 |
緋璃: | 「難しかろうがやるの。私が、そう決めた」 |
トラオ: | 「それじゃ駄目だよ。なにもうまくいかない」 |
緋璃: | 「礼を失してるのはごめんなさい。でも、会いたいの。時間がない」 |
芝村: | トラオは微笑んだ。微笑むタイミングが、彼の師にひどく似ている。 |
緋璃: | 「だって、待っていたらいつまでたっても変わらない。きっと」 |
トラオ: | 「逢いたいなら考えなきゃ」 |
トラオ: | 「ペンギンは怪我してる」 |
トラオ: | 「分るかな」 |
緋璃: | 「あまり動けるはずはない、と?」 |
緋璃: | 「……怪我してても無茶して動きそうだよなぁ(悩」 |
トラオ: | 「今日子ちゃんもお嬢さんも、ペンギンのことを考えてない」 |
トラオ: | 「窓をあけているのはブラフだよ。以上、ヒント終わり」 |
緋璃: | 「ありがとっ」 |
トラオ: | 「でも、どうせうまく行かないよ」 |
緋璃: | 「……それは思ってても言っちゃダメー!」 |
緋璃: | 部屋の中までまずは戻ってみますが、隠れる場所とかもないですよね? |
芝村: | ロッカーはあるね。 |
芝村: | もう開いている。 |
芝村: | ペンギンは煙草を吸っている。 |
緋璃: | がっくり肩をおとしてちょっと涙目になります |
緋璃: | 「やっと、逢えた」 |
ペンギン: | 「何の話だ」 |
緋璃: | 「えーと、私が間抜けだって話です、多分」 |
芝村: | ペンギンは笑って煙草を吸っている。 |
ペンギン: | 「ま、20分くらいは遅いな」*9 |
緋璃: | 「うぅー」 |
ペンギン: | 「上出来だ」 |
緋璃: | 「元気そうでよかった」 |
ペンギン: | 「やせ我慢だ」 |
緋璃: | 「ならちゃんと休むー! ロッカーでかくれんぼとかしないでっ」 |
ペンギン: | 「煙草を吸いたかっただけだ」 |
緋璃: | 「ロッカーはタバコをすうところじゃないです……」 「ってー、逐一突っ込んでるとまた時間がっ」 |
ペンギン: | 「全員がいなくなる時を見計らっていた」 |
緋璃: | 「――なんで是空さんなら良くて、私じゃダメだったんですか?」 |
ペンギン: | 「何の話だ?」 |
緋璃: | 「昨日。46F。置いてきぼり」 |
ペンギン: | 「是空は役に立つ」 |
芝村: | 嘘だと思った。 |
緋璃: | 「そりゃ私はまだ、是空さんと同等とは言えないけどっ。是空さんより役に立つ部分*10だってありますっ」 |
緋璃: | 「ね、逃げないで」近づきながら |
ペンギン: | 「逃げてはいない」 |
緋璃: | 「嘘」 |
芝村: | ペンギンは煙草を消した。 ペンギンはボールを取り出した。 |
緋璃: | 「人型を見せるのがそんなに嫌? 外見なんてどうでもいいじゃない。 私が好きになったのは、貴方というそういう心を持った人」 ボールって何でしょうか? |
芝村: | 煙幕だ。 |
緋璃: | 抱きつきます*11 |
芝村: | 爆発して煙が出た。 |
芝村: | ペンギンが人型になった |
緋璃: | 抱きついたままキスします |
芝村: | 残念。キスできなかった。 |
芝村: | 貴方は意識が遠くなる。 |
ペンギン: | 「逃げるんじゃない。狩りにいくんだ」 |
/*/
- 評価変動
- +0 +0
累計評価値:
ハードボイルドペンギン +4 +4
滋賀小助 +2 +2
是空とおる +1 +1
*1:鋸山Bの治療判定は中間成功、ペンギンの分の治療を緋璃が振りなおしたところ、ダイスの出目は50。これ以上1でも出目が大きければ失敗だった。
*2:花でも準備しようかと思ったが、絵面的におかしくない&意味のある花言葉を持つものを咄嗟に思いつけなかった。
*3:予想通りの障害その1。言い合いしながらも今日子を迂回するルートをひたすら考えていた。ある意味酷い対応。
*4:ヴィクトリーの助力を頼むことも考えたが、保留。
*5:ここから完全に今日子を無視する。だから嫌われるんだろうなと思いつつ、当初の目的を最優先。
*6:最近すっかり口癖になったorz
*7:お見合いの時もトラオには世話になっていた
*8:言い訳じみているが一応この時点でペンギンが部屋の中にいることを疑っていた。調査不足。
*9:この時点で、最初に病室に入ってから20分くらい経過していた
*10:ex.計算とか事務処理(笑)
*11:このまま逃げられることを警戒、とりあえず捕まえた
7. 恋心
/*/
芝村: | ペンギンは重い足取りで歩いてきた |
---|---|
緋璃: | (なんて言ったらいいのか分からない顔でちょっと見上げてから) 「……ありがとうございます」 |
緋璃: | えーと、まだ怪我しているんでしょうか? |
芝村: | ええ コートも破けている |
緋璃: | 「お世話になってばかりですね、私。 南天は私の友人なんです。 ついさっき*3も。 ……すみません」 |
ペンギン: | 「南天は俺の知り合いでもある」 |
緋璃: | さっきの流れで医療品もってちゃダメですか? 治療行為は出来ませんけど気休めくらい |
芝村: | もっててもいい |
緋璃: | 「そうでしたか。 ええと、あんまり上手くないですが、手当てしてもいいですか?」 |
緋璃: | 「繕い物くらいならできますし」>コート指して |
ペンギン: | 「いや、どうせ、捨てるところだった」 |
緋璃: | 「では傷薬くらい使わせてくださいな」(といって近づきます |
芝村: | ペンギンは嫌がらない |
緋璃: | そっと手当てします |
緋璃: | そこそこ器用あるのでそれなりに手際いいと思います |
芝村: | ペンギンは顔をしかめている。 |
芝村: | 痛いせいかどうかは分からない。 |
ペンギン: | 「終わったか」 |
緋璃: | 「はい、おしまいです。本職じゃなくて真似事ですけど」 |
緋璃: | 「こんな状況で呼び出してすみません」 |
ペンギン: | 「いや、医者の世話にはもうならないつもりだった。だからいい」 |
緋璃: | 「じゃあ今度、藤崎さんにでも教わってきます。手当ての仕方」 |
芝村: | ペンギンは古いライター*4を出した。 煙草を吸った。 |
緋璃: | (ちょっとだけそっちをみて一瞬落ち込みます |
ペンギン: | 「俺が使うライターはこれで最後だ。2個は多すぎる」 |
ペンギン: | 「これが壊れたら喫煙でもするさ」 |
緋璃: | 「お酒の方が良かったですかね。 何を贈ったらいいのか良く分からなくて」 |
緋璃: | ちなみにそのライターに血の跡とかあるかわかります? |
芝村: | ペンギンは少しよれた薔薇を一輪出した。 貴方に出した。 |
緋璃: | にっこり笑って受け取ります |
緋璃: | 「男の人から花を貰うのは、初めてです。ありがとう」 |
ペンギン: | 「男じゃない。ペンギンだ」 「はじめては大事にとっておけ」 |
緋璃: | 「ペンギンだって性別ありますよ?」 |
緋璃: | 「でも、ペンギンさんから貰うのも初めてですね」 |
芝村: | ペンギンは少しだけ微笑んだ |
緋璃: | それを見て嬉しそうに笑います |
緋璃: | 「言いたいことは色々あったんです。 ……そうしているうちに、なんだか本当に色々、ありすぎて」 |
緋璃: | 「……伝えたいことは、一つです」 |
ペンギン: | 「このライターがつかなくなったら死ぬよ」 |
ペンギン: | 「言わんでいい」 |
緋璃: | 「いーえ、どうせ知ってるんでしょうけど」 |
緋璃: | 「言葉にするのが大切なことだって、きっとあるから」 (逃げそうなら捕まえます |
芝村: | ペンギンは是空とは違うね ただ悲しそうなだけだ。 |
緋璃: | 言葉に詰まったままペンギンを見てちょっとだけ近づきます |
芝村: | ペンギンは動かない |
緋璃: | 「死ぬとか、そんな当たり前のことのように言わないでください」 「今年も、来年も、再来年の今日*5も。私は貴方のそばにいたい」 「そんなに長くは生きられないかもしれないけど、でも。私は私である限り、貴方のそばにいたいんです――どうか」 一気に言い切って、顔をペンギンのすぐそばに近づけます |
緋璃: | 様子、見れます? |
芝村: | ペンギンは無表情だ。 |
ペンギン: | 「今日子がきてるな」*6 |
芝村: | ペンギンは笑った。 |
ペンギン: | 「茶でも飲むか。健康的なやつを」 |
緋璃: | 「……返事、まだです(じと目」 |
ペンギン: | 「そばにいるのに、許可がいるのか?」 |
緋璃: | 「……分かってるくせに。何もかも」(小声で |
ペンギン: | 「それと」 |
ペンギン: | 「お前はまだまだだ」 |
芝村: | ペンギンは少しだけ楽しそうに歩いた。 |
緋璃: | 「ええ、どうせミスの連発ですよっ」 「……次は、やりません」(悔しそうに |
緋璃: | ついていきます |
ペンギン: | 「人間はミスをする生き物だ。それを悔しがっていたら生きていけない」 |
緋璃: | 「悔しがるから学習するんだと思います」 |
緋璃: | 「明日の私はきっと今日の私より、ちょっとだけ前に進むでしょう。明後日は、もっと」 |
緋璃: | 「少なくとも次は、名前を呼ばれたことに気を取られて取るべき策を誤ったりしない」 |
ペンギン: | 「俺はいつも悔しがってるが学んでない」 |
ペンギン: | 「いつも、どう断ればいいのか、考えている」 |
緋璃: | 「断らなければいいんだと思います」(苦笑して |
ペンギン: | 「で、誰に名前呼ばれたんだ」 |
緋璃: | 「…………馬鹿」(ぼそっと |
緋璃: | ええと、一応、さっきみたペンギンと別人だったりしないですよね? |
芝村: | まあ、同じだろうね |
緋璃: | ですよねー(苦笑 |
芝村: | 偽物なら、そこであわせてくる |
芝村: | 本気で気付いてなさそうだ |
緋璃: | 「……貴方が言ったんじゃないですか。緋璃って。初めて」(小声で |
緋璃: | (本当は文句じゃなくて、単にお礼が言いたかったんだけどな……) |
ペンギン: | 「……それは多分、聞き間違いだ」 |
緋璃: | ペンギンの目をじっと見ます。怒りもせず泣きもせず |
ペンギン: | 「……無意識にファーストネームを呼んだのは、悪かった」 |
ペンギン: | 「次からは気をつける」 |
緋璃: | 「……ばかっ」 |
緋璃: | 「悪いのは、そこで謝ることだけですっ」 |
緋璃: | 「私は、嬉しかったのっ」 |
緋璃: | えーと、この分からずや、抱きしめていいでしょうか。*7傷にさわらない程度に |
芝村: | 抱きしめていいですよ |
緋璃: | ではそっと抱きしめます 「何度言ったら、分かってくれるんですか。 逃げないで、くれるんですか」 |
芝村: | 日本刀が飛んできた。 |
緋璃: | 避けます。ペンギン連れて |
芝村: | ペンギンは貴方を押して避けると、微笑んで消えた。 |
/*/
- 評価変動
- +1 +1
累計評価値:
ハードボイルドペンギン +4 +4
滋賀小助 +2 +2
是空とおる +1 +1
6.5. 幕間
※12/05と12/29の小笠原ゲームの間の補足です
- 12/05 小笠原ゲーム 「宰相と娘(と息子)たち」
- 秘書官仲間で出かけたリゾート旅行。前半は天領に招かれて、宰相と会話したり各地の映像を眺めたり。
後半は、小笠原の浜辺に降りて是空さん海法さんペンギン(宰相の代理として現れた)と一緒にバーベキュー。風野、ペンギンに野菜を食べさせようとして失敗。
※後半部分はログ非公開
- 12/13 イベントEX 是空救出
- 同日の是空さんの小笠原ゲームを受けて、儀式魔術が行われる。
是空さんとの会話を受けて、原さんの時間犯罪を止めようと時間跳躍するペンギン。やがてFEGに帰ってきた彼が是空さんに手渡したのは、薔薇の花束。問い詰める是空さんを無視し、ペンギンは去っていく。
残された冬の宝珠に気づいた是空さんは、戦力を集める。時間犯罪を防ごうとする橙オーマとの交渉の末、バトルメードを中心とする少数部隊が現地に下りた。そこには、今まさに原に向かって銃を撃とうとしているペンギンがいた。とっさに箒を投げつけて妨害を図るメードたち。完全に成功とはいかなかったものの、負傷した原さんを回収・治療し、救出作戦は終了した。
- 12/23 まきの誕生日 のろけ話100連発
- 12月22日から24日にかけて行われた儀式魔術(→経緯)
恋心でゲートを開こうという趣旨の今回、小笠原ゲームに関連する惚気話の募集が行われる。
24日に行われるアイドレス形式イベントのための編成作業の真っ最中だった風野だが、ゲート開放率に影響するということもあり投稿する。始めはなんとなく、でした。
大人っぽくて落ち着いた人が好きという、ただそれだけでした。
お前には小笠原は無理だって言われたから、そのあてつけもあります。
でも、何回か会ってみて。
いつもきついことは言うけど、ちゃんと話を聞いてくれました。
言葉数は少ないけれど、適切な一言をくれました。
そんなところが、多分好きになったんだと思います。*1
だけど時々すごく遠くを見るような、どこかに行ってしまいそうな瞳をします。
二言目には「鳥類を巻き込むな」って逃げていきます。
それだけは、止めたいと思います。
これが友情だか恋だか愛情だか、そんなのは私にも分からないけれど。
一番大切なのが過去なんて、哀しすぎるから。
P.S.
(言葉足りないんだよ馬鹿ー!
戦闘する必要なんてどこにもなかったじゃんか!*2
落っことしていくくらいならちゃんと冬の宝珠手渡そうよ!!*3)
後に、この惚気話はプリントアウトされてACEに手渡されていたことが判明。
ペンギンの反応を芝村さんに伺ったところ、以下の回答を得る。
芝村: 実はあいつ、あなたの言いたいことも考えることも全部知ってる。
だから黙ってゴミ箱に棄てて、酒飲んでる。
芝村: 知っててもそうできないのがハードボイルドさ
芝村: 傷ついてはいないよ。貴方をかわいそうとは思ってるけど。
- 12/24 クリスマスプレゼント
- 24日23時59分(絢爛世界とレムーリアでの戦闘の真っ最中) プレゼント発送。
メッセージ:
Merry Christmas.
本当は色々言いたいことはあるけれど、それは今度会ったとき直接お伝えします。
――また、鳥類にクリスマスなんて習慣はないって渋い顔したりしてますか?
それとも、今日は本来はプレゼントを交換したりするような日じゃないって言うでしょうか。
でも誰かに対して日ごろの感謝を示す日って言うのも悪くないと思います。
それでは、私は私の仕事をしてきます。
ほんの少しだけでいいので無事を祈ってやってください。
プレゼント:手製の防水ケース入りライター
25日着の予定だったが、夜明けの船での戦闘の前に特別に届けられていた*4、とのこと。
- 12/24 まきの誕生日作戦 絢爛方面
GPO青の章の登場人物・田島が存在する未来を作るため絢爛世界にいる田島の先祖を探すこと、聖銃で小カトーを殺した犯人を倒すことが目的。
火星の海は広く、夜明けの船の探索に苦戦するNW部隊。敵を引き寄せるマジックアイテム持ちの紅葉ルウシィさんを希望号に乗せて囮とするが、敵の後手に回る。部隊は夜明けの船にたどり着いたものの、アキの死に間に合いそうもなかった。だが移住を選ばなかったHIとまきさんが登場、間一髪で敵のゼウスユーザーを聖銃で倒す。だがそれは、HIの消滅を意味していた。
ここで、バルタザール・コインの効果なのか時間が3分巻き戻る。宰相騎士団のACE今日子が現れ、敵を駆逐していく。この際、HIの代わりに別の聖銃使いがゼウスユーザーを倒している。
聖銃を撃ったのは誰か不明。姿を見せなかった。
芝村: つまり、貴方がたが今日子に見とれてる隙に、聖銃使いがゼウスユーザーを倒している。
芝村: 残念ながら姿は見れなかった。
芝村: そりゃーもう。
芝村: 最高機密ですから。
芝村: (笑) 姿はいつも見せない。
芝村: ま、こんなのわかるのは風野だけだ
確証はもてないものの、私が知ってる事実は以下。- ペンギンは宰相の古い友人
- ペンギンは人間の姿にもなれるが、他人には見せたがらない
- ペンギンはクリスマスに小笠原に呼んでも出てこない可能性がある。この日は魔力が弱くなるため
- ペンギンは宰相の古い友人
- 12/26 小笠原ゲーム 南天さん救出作戦
- 非公開ゲーム。
このゲームで南天さんは救出されたものの、ペンギンは怪我を負った。
- 12/28 お見合い(海法さん 対 部隊A……と見せかけてふみこ大暴れ)
- 海法さんと部隊Aとのお見合いに、非常に不機嫌なふみこが登場。海法さんやしらいしさんたちが死亡する事態に、「世界一間抜けなエースゲーム」が行われる。
たまたまその時にオンラインだったこともあり、お見合い会場にいきなり呼び出される風野。お見合い=好きな相手が出てくる、という理論でペンギンも呼び出された。「……緋璃、お前ならどうする?」と名前を呼ばれて動揺する風野。
蘇生が必要ということで医者をかき集め始めるが治療判定は失敗。ペンギンの昔の恋人の形見だという香水瓶のおかげで、全員無事復活した。
そして約1時間後、小笠原ゲームへ。
6. 切ない一羽と一人
- イベント種類
- ミニイベント デート*1
- 参加者
- 0300054:風野緋璃
- 招待ACE
- ハードボイルドペンギン
- ゲーム日時
- 2007/12/05 10:00〜11:00
/*/
芝村: | ペンギンは普段着(普段トレンチコート)で煙草を吸ってる。 いつもとなんら変わりないが、学校は焼け野原になっていた。 |
---|---|
緋璃: | こっちはちょっとよそいきです(うちのキャラにしては わー、そこまででしたか |
緋璃: | 「……昨日は随分酷いことになっていたみたいですね。大丈夫でしたか?」*2 |
ペンギン: | 「中々派手にやられたな。ま、コストパフォーマンスはいい攻めだな」 |
ペンギン: | 「見ればわかるだろう」 |
緋璃: | 「コートの下に怪我隠したりとか、得意そうじゃないですか」 |
緋璃: | 「あ、でもだとしたら聞いても大丈夫って答えそうなのでこの質問に意味はないか」 |
ペンギン: | 「大丈夫だ。俺と当たるのはコストパフォーマンスが悪い」 |
ペンギン: | 「奴らの基準からすればな」 |
緋璃: | 「戦闘能力のない学生を襲うのはコストパフォーマンスがいい、と。嫌な話ですね」 |
ペンギン: | 「人気のあるACE狙いだな。嫌がらせだ」 |
緋璃: | 「えー、ペンギンさんだって結構こっちにいらしてるじゃないですか」 (人気のあるACEに対して) |
ペンギン: | 「……」 |
ペンギン: | 「もう一度コストパフォーマンスの話をしたほうがいいか?」 |
緋璃: | 「……ごめんなさい」 |
ペンギン: | 「見ろ」 |
芝村: | ペンギンは下手に話題をかえた。 |
芝村: | 銀色の文字だ。壁にかいてある。 |
緋璃: | 「あれ、何かありました?」*3 読んでみます |
芝村: | 円満な取引を望む。次は手加減なし |
芝村: | 文字は読む端から消えていった。 |
緋璃: | 字ってえーと、右肩上がりだか下がりだかしています?(うろ覚え *4 |
芝村: | 微妙に右肩あがりだ。 |
緋璃: | 「HI、ですか?」 |
ペンギン: | 「ミチコだな」 |
緋璃: | 「八神少年の件ですね、おそらく」*5 |
ペンギン: | 「相変わらずだな。あのお嬢さんも」 ペンギンは苦笑している。 |
緋璃: | (お嬢さん……そうか、ペンギン主観ではそうなのかと今更ながら驚いている) |
ペンギン: | 「結婚もしたんだから、俺なんぞ相手にせんでもよかろうに」 |
緋璃: | 「ペンギンさん、もてるんですね(くす」 |
ペンギン: | 「もてる?」 |
ペンギン: | 「そんなものは人類同士でやってくれ。鳥類を巻き込むな」 |
緋璃: | 「私はゴージャスタイムズ*6の人間ではないですけど、別に誰かを好きになったり大切に思ったりするのに種族は関係ないと思いますよ」 |
ペンギン: | 「昨日見た八神は本物だろう」 |
緋璃: | 「でもからかったのはごめんなさい」 |
ペンギン: | 「……」 |
ペンギン: | 「からかったつもりなのか、あれで」 |
芝村: | ペンギンは煙草をすって頭をかいた。 |
緋璃: | (ぷぅと少し頬を膨らませてみる) |
ペンギン: | 「俺にも分からないことはある」 |
緋璃: | 「そりゃそうです。何でも分かったら生きていて面白くない」 |
ペンギン: | 「ゴージャスタイムズか。そこまで生きれれば面白かったろうな」 |
緋璃: | 「あれ、ペンギンさんはゴージャスタイムズにはいなかったんですか?」*7 |
ペンギン: | 「俺はその前に死ぬ」 |
緋璃: | (ちょっとショックを受けた顔で)「……すみません」 |
ペンギン: | 「永遠なんて面白くないというところか。決められていた話だが、そう不満はない」 |
ペンギン: | 「もう十分生きた。そろそろ休んでも文句はないだろう」 |
緋璃: | 「……私の前でそういうこと、言わないでください」 |
緋璃: | 「貴方の都合なんて関係なしに、捕まえたくなっちゃうから」 |
tagami: | <そこにいるのはゴールド?> |
緋璃: | (……?! なんだろう、これ) |
ペンギン: | 「あっちもこっちも・・・」 |
ペンギン: | 「今日の俺は女難の日か」 |
緋璃: | 「うぅー、人を災難にしないで下さいよっ」 |
tagami: | <私を女というのは貴方くらいよ> |
ペンギン: | 「女とは言い合わない。ハードボイルドじゃない。どうした? 姿を見せろ」 |
芝村: | tagamiが貴方の後ろから姿を見せた。 |
tagami: | <また、そんな姿で・・・>*8 |
ペンギン: | 「人類の争いはうんざりだ。調査は?」 |
緋璃: | 「はじめまして、風野緋璃といいます」 |
tagami: | <こんにちは、お嬢さん。切ない生き方をしているのね> |
緋璃: | 「でも、私はこんな生き方を気に入っちゃっていますから。仕方ないです」 |
緋璃: | (肩をすくめてちょっとだけ淋しそうに笑ってみます |
tagami: | <だ、そうよ? ゴールド> |
ペンギン: | 「悪い話か?」 |
tagami: | <貴方の推理からあまりはずれてないわ。警告みたい> |
芝村: | ペンギンは煙草を吸った。 |
緋璃: | 「昨日の襲撃の件ですか?」 |
ペンギン: | 「全面闘争に入ればそれなりに痛い目を見る、か……」*9 |
tagami: | <ええ。あとはゴールドにききなさい> |
tagami: | <それとペンギンは処女童貞のキスに弱いわ>*10 |
芝村: | tagamiは消えた。 |
緋璃: | (うっと硬直して赤面します) |
ペンギン: | 「・・・・・」 |
緋璃: | 「…………え、えっと。なんだかすごい方ですね」 |
ペンギン: | 「凄いというよりも」 |
ペンギン: | 「昔はあんな娘じゃなかった」 |
緋璃: | (その言い方はないんじゃないかなぁと思いつつ、うまく言葉に出来ず*11に話をそらして 「ゴールドとも言うんですね、ペンギンさん」 |
ペンギン: | 「ペンギンは種族名だな」 |
緋璃: | 「ペンギンっていうと名前じゃないみたいで、かといってなんて呼んだらいいのか分からなくて、実はちょっとだけ困っていました」 |
ペンギン: | 「ゴールドは昔の名前だ*12」 |
緋璃: | どんな顔でしょうか? (表情って分かるのかなぁ(悩 |
芝村: | ペンギンの表情はわからないねえ。 嘴が長いくらいだよ |
緋璃: | それは表情っていいませんっ(苦笑 |
緋璃: | 「今は、ハードポイルドペンギンという呼称のみ、ですか?」 |
ペンギン: | 「今はウイスキー・ブランデー氏という名前だ」 |
緋璃: | 「……(がっくり) なんですか、その偽名感ばりばりの名前は」 |
ペンギン: | 「本当の名前を隠すのは、俺だけじゃない」 |
ペンギン: | 「この界隈では普通だ」 |
緋璃: | 「真名を知られると魔法にかかりやすくなる、ということですかね。 そうでなくても、ハードボイルドな探偵は偽名も少なくないか」 |
ペンギン: | 「お前もそうじゃないのか?」*13 |
ペンギン: | 「本当の名前で渡れる奴は数が少ない。この世界ではなおさらだ」 |
緋璃: | 「そうですね。それでも自分だと分かる印は入れてます*14」 |
芝村: | ペンギンは煙草を吸った。 |
緋璃: | (うー、っと言葉に詰まってちょっとぐるぐる) |
/*/
- 評価変動
- +0 +0
累計評価値:
ハードボイルドペンギン +4 +3
滋賀小助 +2 +2
是空とおる +1 +1
*おまけ* | |
---|---|
芝村: | はい。時間です。お疲れ様でした(笑) |
緋璃: | 「……いつか、私に、本当の名前を預けてください」 「消えることを当然のことのように、楽しそうに語らないで下さい」 「これが恋なのか愛なのか友情なのか、そんなのは知ったことじゃないけれど、私は貴方のそばにいたいんです」 と、時間おーばーorz*15 |
芝村: | 時間足りず(笑) |
緋璃: | (えぐえぐ |
(中略) | |
芝村: | はい。ではお疲れ様でした。秘宝館には1・1で依頼出来ます。 |
緋璃: | はーい 評価変動はあいかわらずなしですよね |
芝村: | 評価変動はないねえ。 最後の台詞間に合ってないし |
緋璃: | ってことは 間に合ってたら変動したわけですね |
芝村: | +か-かさておき、そうだね |
緋璃: | 激しくマイナスの気もしますが(とほ |
*1:但し、ペンギンも緋璃もデートとは認識していないという状況
*2:12/4の夜の小笠原は、学校が襲撃されて大騒ぎだった模様。 和錆のディシプリンによると、八神が関連してるらしい
*3:これ以上突っ込むと逃げられそうなので、話題転換に応じる。ペンギン相手に恋愛モードに入るのは難しいorz
*4:銀色で消える文字といえば、HI。メカ岩田との3時間ゲームなどを後で確認したところ、石塚の字は右肩下がりだった
*5:連続殺人犯として宰相府に追われている八神少年は、11/26の小笠原ゲームで核地雷に吹っ飛ばされた後ヨシフキンに拾われ、現在はセプの手元に居るらしい。この件で、海法さんがミチコさんに接触を持っている
*6:絢爛世界では2070年ごろを境に、人類以外の知能を持つ種族(AI等を含む)にも権利が認められた。この時代をゴージャスタイムズ、それ以前をロンリータイムズと呼ぶ
*7:原素子2256は絢爛世界まで生きていて、その原さんとペンギンは同行していたことがあったはず。時系列がよく分からない
*8:これまでも度々ほのめかされていたが、ペンギンは元々は人間。tagamiの他にも是空さんなどはペンギンの人間姿を知っているらしい
*9:八神少年の奪還をどうするかは取引と襲撃が考えられるが、ペンギンは強攻策を推奨しているらしい
*10:男キャラに言われたら迷わずぶん殴っていた。tagamiはサポートキャラなのかお邪魔キャラなのか……(苦笑)
*11:誰かに対して今より昔の方が良かったという趣旨の台詞を言うのはどうなのかというのが一点、昔のtagamiが好きだったの?という嫉妬をすべきかというのがもう一点。
*12:白にして黄金のオーマネームはこの辺から来ているのか、それともオーマネームから呼び名がついたのか
*13:風野緋璃がPC名で、PL名は緋璃。この辺の不一致を指しているのか、それともリアルネームの方を指しているのかは不明。ペンギンはプレイヤーの存在を知っている節があるのでどちらなのか曖昧
*14:どうでもいいことだが、緋璃の使うキャラには大抵「璃」の一文字が含まれる。瑠璃・ガラス・水晶などを意味する文字で、本名由来。
5. something little like a date
- イベント種類
- ミニイベント 冒険*1
- 参加者
- 0300054:風野緋璃
- 招待ACE
- ハードボイルドペンギン
- ゲーム日時
- 2007/12/02 14:00〜15:00
/*/
芝村: | ペンギンは煙草を吸っている |
---|---|
緋璃: | 「こんにちは」 |
ペンギン: | 「相変わらず暇そうだな」 |
緋璃: | 「研究が少し行き詰ってましてね(苦笑)*2 探偵事務所は盛況ですか?」 |
ペンギン: | 「まあまあだ」 |
ペンギン: | 「研究か。車かなにかか?」 |
緋璃: | 「ロボットです*3。アイドレスにあるようなものじゃないですけど」 |
ペンギン: | 「ロボット、か」 |
芝村: | ペンギンは笑い出した。 |
緋璃: | 「えー、そこ笑うとこですか?」 |
緋璃: | 少し頬を膨らませて苦笑します。 |
ペンギン: | 「古い知り合いがそうだった」 |
緋璃: | 「お話、聞かせていただけます?」*4 |
緋璃: | (つくづくペンギンさんの交友関係って謎だとおもいつつ興味津々) |
ペンギン: | 「たいした話じゃない。20年前の話だ。筑波で2足歩行のロボットを作ってた。下半身だけで、レールに支えられたモデルだ」 |
ペンギン: | 「それの後継機をつくることになった」 |
ペンギン: | 「ソフトを全部書き換えるのは大変だ。モーターの制御も大変だった」 |
緋璃: | 「20年前っていうと、ちょうど産業用じゃないロボットができ始めたあたりですね」*5 |
ペンギン: | 「問題なのはソフトだった」 |
ペンギン: | 「ハードは毎年かわるのに、ソフトの開発がおいつかなかった」 |
ペンギン: | 「ハードがかわってもロボットを制御するプログラムを、つくることになった…」 |
緋璃: | 「ああ、それまではアセンブラとかでハード依存部分が多かったんですね」*6 |
ペンギン: | 「そうだな」 |
芝村: | ペンギンは微笑んだ。 |
ペンギン: | 「遠い昔だ」 |
緋璃: | 「でも、今につながっています」*7 |
緋璃: | 「今だって使用してるマイコン変わったらプログラム書き直しだし、相変わらず動力はモータだしっ*8」(なんだかわき道にそれてるなぁと思いつつ妙に力説する) |
ペンギン: | 「どうかな。オブジェクト指向*9の定義も昔は適当だった」 |
緋璃: | 「そうですね、ZMP*10なんかが広まったのもここ10年ってとこかな」 |
緋璃: | 「人型の小型ロボットはこの5年でずいぶん簡単に作れるようになりました」*11 |
ペンギン: | 「OVERSを作った頃*12とは違うな」 |
緋璃: | 「私がここにくるずっとずっと前*13、ですね」 |
ペンギン: | 「で、今日はどこに?」 |
緋璃: | 「あ、すっかり時間すぎちゃった(笑」 |
緋璃: | 「いっつもお話してばっかりだから、たまにはどこか散策もいいかなって」 |
ペンギン: | 「どこに?」 |
緋璃: | 「AZANTとかそういう物騒なのは抜きで。 海と山だったらどっちが好みです?*14」 |
ペンギン: | 「南のほうに沈没船がある。400mだ」 |
緋璃: | 「400mだとダイビングライセンス必要になっちゃいますっけ?」 |
緋璃: | 「沈没船って言葉には惹かれますが」(ロボットの話しをていた時と同じような楽しそうな目で) |
ペンギン: | 「いや。歩いて400mだ。船自身は浅瀬に沈んでいる。5mくらいだな」 |
緋璃: | 「あ、そっちか。ペンギンさんはいっつも言葉が少ないんですよっ*15」(笑いながら |
緋璃: | 「じゃ、行きましょうか」 |
ペンギン: | 「言葉は消耗する。休ませるのが一番だ」 |
芝村: | ペンギンは歩き出した。 |
芝村: | 港を廻るように歩いている。 |
緋璃: | 「もう12月だっていうのに、暖かいもんですねー」 |
ペンギン: | 「24度。そうだな」 |
芝村: | 右手の海には養殖用のいかだがたくさん見えた |
緋璃: | 「へー、小笠原って養殖もしてるんだ」 |
ペンギン: | 「……」 トンネルに入った。 |
芝村: | オレンジの光に照らされている。 |
芝村: | トンネルを抜けた。 |
緋璃: | 「そろそろ見えてくるかなー?」 |
芝村: | 左手には採石場と滝、右手に道が折れている。 |
緋璃: | 「んー、浅瀬ってことは右?」 |
芝村: | ペンギンは右にまがっていった。 |
緋璃: | とてとてついてきます |
ペンギン: | 「まともな応対を勉強したがいいな」 |
緋璃: | 「……はい(しょぼん」*16 |
芝村: | 木が途切れた。 小さな砂浜だ。 |
芝村: | 道の上から見ると、なるほど。船の形で沈んでいるものがありそうだ。 |
緋璃: | 「ここですね。わ、結構大きいです」 |
ペンギン: | 「淡い色の海だな」 |
ペンギン: | 「降りるか?」 |
緋璃: | 「ええ」 |
芝村: | 二人で降りました。 |
芝村: | 階段はないよ。 すべりおちるように降りた。 |
緋璃: | まぁ冒険するつもりなんでちゃんとジーンズ履いているでしょう |
芝村: | 降りれたよ。 砂浜はとても綺麗だ。 |
芝村: | さすがに鳴きはしないけどね*17 |
緋璃: | 「さすがにこんなところまで人が来ないのかな。きれいー」 |
緋璃: | (といって砂すくってみます |
芝村: | 白い砂だ。すこしびっくりした。 |
ペンギン: | 「ハワイと同じだ」 |
緋璃: | 「日本じゃないみたいです(笑」 んーと、船って水中に沈んでますよね?*18 |
ペンギン: | 「そうだな」 船は水中の中だね。 |
芝村: | 昔はマストがみえていたが、今はそれも折れている |
ペンギン: | 「……輸送船だな。懐かしい」 |
緋璃: | 「この船も、戦争中のものなんでしょうかね」 |
ペンギン: | 「戦時標準船だ。輸送艦だな」 |
ペンギン: | 「戦時に商船を規格化したのは日本とアメリカだけだった」 |
緋璃: | 「商船を徴用したのはどの国も一緒なんですか?」 |
ペンギン: | 「ああ」 |
ペンギン: | 「イギリスも日本も、仮装巡洋艦を作った。懐かしい時代だ」 |
緋璃: | 「規格化するって言うことは新しく作る船を同じ型にするってことですよね? 戦時中に新しく商船作るくらいなら軍艦作った方が早い気がするんですけど」 |
芝村: | ペンギンは笑った。 |
緋璃: | (あぁ、なんでこんなきれいな砂浜まで来て軍事を考えているんだろうなぁと内心で苦笑 |
ペンギン: | 「物資の輸送もしないで戦争の話ができるのか?」 |
緋璃: | 「当時は輸送船っていうのは軍じゃなくて民間でまかなっていたんですか?」 |
緋璃: | 「商船とは別に軍の輸送船っていうのがあるものだと思ってました」 |
ペンギン: | 「軍の輸送艦だけではとても無理だな。近代戦は戦えない」 |
ペンギン: | 「そこで、普段から助成金をだしていた。戦時は徴用する計画でだ」 |
緋璃: | 「なるほど」 |
ペンギン: | 「戦時とそうでないときの輸送量は20倍だ。戦いによっては100倍かかる」 |
ペンギン: | 「仮装巡洋艦も最後はただの輸送艦にもどされて、運用された」 |
緋璃: | 「そうですね。輸送しないと全く戦えないのは、この8ヶ月くらいで痛感しました。たくさんの物資を集めても一度の戦闘ですぐに無くなってしまうことも」 |
ペンギン: | 「そうだ。結局生産と輸送が全部だ」 |
ペンギン: | 「そしてあの船を見ろ」 |
緋璃: | ペンギンから船のほうに向き直ります |
ペンギン: | 「輸送中に攻撃されている」 |
ペンギン: | 「次はああなるぞ」 |
緋璃: | 「護衛艦が必要になるんですね」 |
ペンギン: | 「大量のな」 |
緋璃: | 「そしてさらに資源と燃料と人手が必要になる、と」 |
緋璃: | でも、見て輸送中って分かるってことはそのへんに木箱とかも沈んでいるんですか?(PL発言 |
芝村: | 木箱は腐ってるけど、輸送しようとしていた弾薬とかは、錆びた状態で貴方は見つけられる。 砂浜にうもれてるよ。瓶も |
緋璃: | なるほどー |
ペンギン: | 「ああ」 |
/*/
- 評価変動
- +0 +0*19
累計評価値:
ハードボイルドペンギン +4 +3
滋賀小助 +2 +2
是空とおる +1 +1
*1:芝村さんのお勧めを聞いたが、ペンギン相手には特にないとのこと。
*2:「貴方に会いに来たんです」とか「暇じゃないと来ちゃ駄目ですか?」とか言えないあたりが愛情3止まりなのか。
*3:特に風野緋璃の設定を考えていなかったので、咄嗟にプレイヤーの研究分野を答える。他の分野でも良かったが、ペンギンに突っ込まれた時に受け答えできる自信がなかった。
*4:当座の目標の一つは、ペンギンに話をさせること
*5:この時期のロボットとしては、早稲田大学のWABOTあたりが有名。それまではロボットといえば産業用のマニピュレータ(要は腕だけのロボット)が主流だったが、ヒューマノイドの研究も行われ始めていた。
*6:この表現はあまり正しくない。アセンブラで組んだプログラムは使っている制御チップが換わると持ち越せなくなるが、モータ等の変更には対応可能なはず。どうやらモータの発熱等を考慮して制御するプログラムに汎用性がなかったらしい。
*7:前のゲームでの「思い出だけで生きていける」の発言にも見られるようなペンギンの懐古主義的な部分をぶん殴りたいが、上手くいかないorz
*8:人工筋肉の研究ももちろん進められていて、McKibben型空気圧アクチュエータ(圧力をかけることで伸び縮みするチューブ状の人工筋。開発されたのは最近ではなく30年以上昔)を使ったロボットなども多い。その他、電流を流すと縮むバイオメタルというものもあるが、これは出力があまり強くないのでロボットには不適。結局、30年前も今もロボットの駆動力としてはモータが主流なのは確か。
*9:プログラミングの考え方の一つ。オブジェクト指向という概念そのものは1960年代からあったが、普及したのはここ10〜15年くらいのこと。
*10:Zero Moment Pointのこと。ロボットを転ばないように制御するための手法の一つ。一言で言えば、重心に加速度を拡張した考え方。ASIMOなどにも使われている。
*11:ラジコンサーボを使った小型のロボットは、ROBO-ONEなどの競技会で発展した。企業や大学ではなく、一般の愛好者が作っているケースが多い。走ったりジャンプさせたり格闘させたり、さまざまな動作が可能。2万〜10万くらいのキットも数多く売られている。
*12:GPM23でOversが0.81から1.00にバージョンアップしたのは2000年末。作った頃というのはGPM23をさすのかそれより前なのかは不明
*13:どうでもいいことだが緋璃のゲーム参加は主にアプローから。
*14:ペンギンに少しは自分のことを話させよう計画、失敗。
*15:ゲーム終了後、地雷かどうか気になったので芝村さんに確認。特に問題はなかったらしい。「ハードボイルドの定番だね。女が言葉がすくないって探偵にいうんだよ」とのこと。
*16:気を抜いてつい素で喋って失敗。3000年以上生きている神様なので敬意は払わないとダメらしい。
*17:上を歩くと「キュッ」と音が鳴る砂もあるらしい。鳴き砂もしくは鳴り砂と呼ばれる。
*18:船の中まで探検してみたかったが時間もなさそうなので断念。
*19:これまでと比べて地雷を踏んでいたりよそよそしい内容だったりしたわけではなく、+4+3としては普通の行動だったとのこと。