4. 雨模様
- イベント種類
- ミニイベント 勉強会*1
- 参加者
- 0300054:風野緋璃
- 招待ACE
- ハードボイルドペンギン
- ゲーム日時
- 2007/11/28 11:00〜12:00
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芝村: | 教室の外をペンギンは見ている |
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緋璃: | 同じ方を見てみます。何かあります? |
ペンギン: | 「雨が降りそうだな」 |
緋璃: | 「あれ、そういえば小笠原で雨ってあまり聞かないですね」 |
ペンギン: | 「そうでもないな。降る時は振る」 |
緋璃: | 「みんなが遊びに来るのは晴れてる時なだけですかね。 ……念のため聞きますが、また精霊の雪*2とかそういう物騒なものではないですよね?」 |
ペンギン: | 「ここは体育の日と同じ魔術*3がかかっているから、雨は少ないだろうが」 |
緋璃: | 「私は雨も好きですけどね。 いい天気になってほしいという多くの人の願い――ですか」 |
ペンギン: | 「全てのものには原因があって結果がある」 |
ペンギン: | 「精霊が降る原因を、お前はみつけきれたのか?」 |
緋璃: | 「漠然と、世界が終わりに近づいたときにそうなると聞いただけですね。よくは分かっていません」 |
ペンギン: | 「終わりが近いという兆候や情報は?」 |
緋璃: | 「時間移動者が出ている*4という話、第5世界から逃げてもっと遠い世界に移住した*5という事実、地の母の迷宮が出来ていること、そんなあたりでしょうか」 |
ペンギン: | 「逃げてきたんだから終わりまでは遠いな。迷宮はさらに遠くに逃げる方策*6だ」 |
緋璃: | 「逃げても追って来るけれど、しばらくは大丈夫。その間に更なる対処をする、と。 とりあえずは無事なら、平和なはずのこの小笠原で死者が相次いでいるのも破棄が近いのも別の要因ですか」 |
ペンギン: | 「平和か」 |
ペンギン: | 「どんなに平和な国でも、自殺も殺人もあると思うがね」 |
緋璃: | 「そうですね。人が居る以上それは起こり得ることだとは思います。 でも見慣れない化け物*7が出るのはどうでしょうか? それにあまりに最近、死者が出すぎているように思います。」 |
緋璃: | 「二日間で七人*8でしたっけ。宰相府の広報はどこまであてになるか怪しいものですが」 |
ペンギン: | 「連続殺人者が1名いただけだ」 |
緋璃: | 「八神という少年と、あとは泉にゲートが開いてしまったのと。全てはこの二つに集約されるんでしょうか? 単に時期が重なってしまっただけで」 |
ペンギン: | 「泉の奴は本気ではない。ほおっておいていい」 |
緋璃: | 「でも、ほとんどの人はこの地に遊びに来るんです。 中には戦闘に向かない人だって戦闘を嫌う人だって、もちろん居る」 |
緋璃: | 「相手が本気でなくても障害となるなら、それはやっぱり対処すべきなんじゃないかな」 |
ペンギン: | 「対処はもうしたろう」 |
ペンギン: | 「泉は封じた。復活もさせない」 |
ペンギン: | 「殺人者は墓の下*9だ」 |
緋璃: | 「そもそも泉にゲートが出来た理由自体、私にはよく分かっていないんですよ」 |
緋璃: | 「だからこれで本当に終わったのか確証がもてない」 |
ペンギン: | 「情報が集積すればゲートが出来る」 |
ペンギン: | 「単にそれだけだ」 |
緋璃: | 「泉の周りに人が集まったからゲートが出来た、と?」 |
緋璃: | 「あれ、その理論だったらそもそも小笠原にゲートが出来ちゃうか」 |
ペンギン: | 「だから出来た。泉はきっかけだ」 |
ペンギン: | 「接続先を制圧されて兵力を送り込まれたのは、手痛い失点だが」 |
緋璃: | 「ゲート自体はどうやったって出来るもので、その先を制圧されることの方が問題、と」 |
緋璃: | 「現状で出来ることは特になし、次にゲートが出来てまた危険な場所につながってしまったら再度封じるしかない、ってところですかね」 |
ペンギン: | 「次はゲートを制圧すればいい」 |
ペンギン: | 「今回の措置でこの島の放棄までは時間がある」 |
緋璃: | 「あと二週間ほど、でしたか。放棄するっていうことは、それ以上は護りきれないのでしょうか」 |
緋璃: | 「こうやって話をしにくるの、結構気に入っているんですけどね」 |
ペンギン: | 「いや。人がいなくなれば集積もなくなる」 |
ペンギン: | 「島は平和になる」 |
緋璃: | 「……ああ、そもそも私たちが居なければ平和なのか。 ――でもそれは、石になって何も変わらなくなった世界を平和と言っているのと大差ないような気がして、なんだか複雑です。 勝手な、私たちからの視点、なんでしょうけど」 |
ペンギン: | 「ほどほどにすればいい」 |
緋璃: | 「くじ引き制にでもなるんですかね(笑 そういった体制を整えるための廃棄ですか?」 |
ペンギン: | 「いや。俺は友人*10をしってるが、まあ、もっと頭の悪いことを考えているだろうな」 |
緋璃: | 「例えば?」 |
ペンギン: | 「思考停止するな」 |
緋璃: | (肩をすくめて) 「人を減らす方法自体は幾つかあると思います。単純に値上げしてもいいだろうし」 |
緋璃: | 「ただ体制を変えることは別にいつでもできるだろうし、何故この時期に廃棄なのか、ですよね」 |
ペンギン: | 「頭がいい話だ。だが優しくはないな*11」 |
緋璃: | 「ああ、一箇所に集まるのがまずいなら単純に分散してもいいのか」 |
緋璃: | 「リゾート地を幾つも作る。そのための時間――、これなら理屈は通っているかな」 |
ペンギン: | 「まあまあだな」 |
ペンギン: | 「それで?」 |
緋璃: | 「う。確かになんでこんな話になったんだろう(悩」*12 |
芝村: | ペンギンは翼をすくめた |
緋璃: | 「気になることがあると、話がどんどん逸れていくんですよ」 |
緋璃: | 「で、是空さんあたりに怒鳴られるわけですが(とほ」 |
緋璃: | 「それで思い出した、この前結局聞きそびれたんですが」 |
ペンギン: | 「なんだ?」 |
緋璃: | 「洞窟の壁画、誰かが見ておいた方が良いってことでしたよね? 封印されたこともあって結局放置しっぱなしになっているのが気になって」 |
緋璃: | 「妊娠された方が居るって聞きますし、もうあの壁画自体に意味は無いのかな」 |
ペンギン: | 「意味はある」 |
緋璃: | 「では、封印し続ける必要性は?」 |
ペンギン: | 「もう、ないな。そもそも洞窟自体がなくなっている可能性が高い」 |
緋璃: | 「……なんなんだ、あの洞窟はっ」 |
ペンギン: | 「不定の結果だ」 |
芝村: | ペンギンは背を向けて歩き出した。 |
ペンギン: | 「情報ありがとう。いってくる」 |
緋璃: | 「私の方が聞いてばっかりでしたが。――どちらへ?」 |
芝村: | ペンギンは答えなかった。 |
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- 評価変動
- +1 +1
累計評価値:
ハードボイルドペンギン +4 +3
滋賀小助 +2 +2
是空とおる +1 +1
*1:正確には、「最近の物騒な小笠原の状況について話を聞いたり調べたりする」という指定をしたら勉強会になった
*2:7月末頃の小笠原ゲームでは、リューンが降っていた。このリューンに触れると強いものほど停止に近づくらしい
*3:10月10日じゃなくなった今でも魔術はかかっているんだろうか。体育の日には雨を願う魔術もたくさんかかっている気もするが(笑)
*4:レイカちゃんや時間犯罪者素子のこと。時間跳躍技術が現れるのはアザントが近いということ(→)なので、世界の崩壊が近いと言える
*6:迷宮の最下層に行く=速度の速い新しい世界を作ること
*7:11月20日前後から、黒い悪魔のような化け物が出現していた。小笠原にあるゲートが地の母の迷宮とつながってしまったらしい
*8:11/26 犬猫おもいで秘宝館の慰安旅行でのかれんちゃんの発言より。その後の11/29の小笠原ゲームでポレポレ@伏見藩国さんとDAIANの会話より犠牲者はヤガミ2名及び高原アララと分かる
*9:11/26 犬猫おもいで秘宝館の慰安旅行で徳河先生に核地雷で吹き飛ばされた。だがその後、ヨシフキンに拾われ治療されている。12/8現在はセプの手元に居る模様
*10:ペンギンとシロ宰相は古い友人らしい。12/6の秘書官旅行でも宰相の代わりにペンギンが顔を出した
*11:"If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive." と言わせたら、きっとよく似合う
*12:殴れる敵が欲しかったというかペンギンと共闘してみたかったので調査や島内警備を狙っていたのだが、どうも緋璃は戦闘と縁がないらしい