3. 黄昏のペンギン
- イベント種類
- ミニイベント 勉強会*1
- 参加者
- 0300054:風野緋璃
- 招待ACE
- ハードボイルドペンギン
- ゲーム日時
- 2007/11/13 24:00〜25:00
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芝村: | ペンギンは煙草を吸っている。 |
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緋璃: | 「こんにちは」 |
ペンギン: | 「どうした」 |
緋璃: | 「すみません、なんだか予定が狂ってばたばたしちゃって。 この前の洞窟をもう少し見に行きたいと思ってお誘いしたんですが」 |
ペンギン: | 「それが?」 |
緋璃: | 「海法さんからAZANTの住処だから封印した*2と先ほど連絡がありまして」 |
緋璃: | 「私はよく理解できていないので、分かっていそうな方にもう少し詳しくお聞きしたいかな、と」 |
ペンギン: | 「昔はな」 |
ペンギン: | 「今はもう、違う」 |
緋璃: | 「今は何なんでしょうか? オーマネーム持ちの方が玄室に入ったら体に異変が起こったみたいですが」 |
緋璃: | 「……あれ、そういえばペンギンさんもオーマネーム*3お持ちですよね? なんでこの前*4大丈夫だったんだろう」 |
ペンギン: | 「俺はペンギンだ。人の姿だったら、危なかった」 |
緋璃: | 「人の姿の方が影響を受けやすいんですか。アラダは人のヤオト体とかって噂を聞きますが、その辺りと関係あるんですかね(悩」 |
ペンギン: | 「かのものから離れれば影響は低くなる。簡単な道理だ。人の形でも弱ければかのものとは遠い」 |
緋璃: | 「ということは、かのものは人に近い形状ってことでしょうか」 |
ペンギン: | 「そうだな」 |
ペンギン: | 「多くの神々は人の姿を棄てた*5」 |
緋璃: | 「神々は強い力を持つ。かのものの影響から逃れるために人の姿をやめた、ということでしょうか?」 |
芝村: | ペンギンは煙草を吸っている。 そんなことも確認しないとわからんのかという風情だ |
緋璃: | 「うー、こういうの不得手なんですよ(とほ だから勉強するんです」 |
ペンギン: | 「さてな」 |
緋璃: | 「まあ、出来が悪いかもしれませんがもう少し付きあってやって下さい」 |
ペンギン: | 「ききたいのは?」 |
緋璃: | 「現在の洞窟に害はありますか?」 |
緋璃: | 「誰かが見ておいた方が良いとのことでしたが、不用意にオーマネームを持つ人が入ると危険そうですし] |
ペンギン: | 「あると言えばあるな。あそこに入ると、オーマは待機することになる」 |
緋璃: | 「シオネでも待つんでしょうか?」 |
ペンギン: | 「かのものをまつんだ。あそこには3000の王がいた」 |
緋璃: | 「オーマはかのものにとって、何なんですか?」 |
ペンギン: | 「主人だな」 |
ペンギン: | 「言い間違えだな。かのものが王の王、オーマはその臣下だ」 |
ペンギン: | 「奴隷も臣下といえるなら、だが」 |
緋璃: | 「奴隷、ですか。 かのものはオーマを使って何をしようとするんでしょうか?」 |
ペンギン: | 「何もしない」 |
緋璃: | 「ではオーマから何を奪うのでしょうか?」 |
ペンギン: | 「存在意義だ」 |
緋璃: | 「存在意義を奪う――例えば、何の変化もない止まった可能性の無い世界をもたらす、とかですかね。あまり想像できないですが」 |
ペンギン: | 「そうだな。そんなものだ。永遠の命、子孫のない世界、壊されざる世界、全てが石の世界だ」 |
緋璃: | 「あの洞窟には昔、かのものがいたんですよね? かつて世界はそんな状態になってしまったんでしょうか?」 |
ペンギン: | 「遠い世界はそうでもなかったな」 |
ペンギン: | 「近い世界は、そうだ。そのようにして、死んでいた。ドーナツの世界だ」 |
緋璃: | 「かつて第1〜第3世界が崩壊した*6と聞きましたが、崩壊とはそういった石の世界になることですか?」 |
ペンギン: | 「そうだな。中央が広がる。そう言うイメージだ。完璧な世界*7の広がりは、ドーナツの拡大と移住を意味する」 |
緋璃: | 「中央がセントラル、そしてかのものが居る場所。中央が広がっていき、番号の低い世界から飲み込まれていく*8――」 |
芝村: | ペンギンはにやりと笑った 合格らしい |
緋璃: | 「かのものが世界を変えていくのに、何か目的はあるのでしょうか? それともそれは単に本能的な何かなのかな」 |
ペンギン: | 「なんの目的もない。ただあるだけだ。そういわれている」 |
緋璃: | 「どこから生まれて、どうして拡大していくのか。それは謎ということですね」 |
緋璃: | 「ありがとうございます、なんとなく分かりました。 えーと、あとはオーマについてなんですが」 |
緋璃: | 「そもそもペンギンさんは、どうやってオーマになったんでしょうか?」 |
ペンギン: | 「戦い続けた。ただそれだけだ」 |
ペンギン: | 「戦い続ける先は、オーマだ」 |
緋璃: | 「力を求める者は、いつかはかのものに近づいてしまう、ということでしょうか?」 |
ペンギン: | 「そうだ」 |
ペンギン: | 「気付いた時には、もう遅い」 |
緋璃: | 「オーマの中には、人間を蔑んでいる人も多いです。 また赤や黒のオーマは、性別の異なる子が生まれたら別のオーマに里子に出すとききます。 オーマの方々は概してオーマであることを忌避していないように思うのですが――」 |
緋璃: | 「ペンギンさんにとって、オーマであることは忌むべきことなのでしょうか?」*9 |
ペンギン: | 「……」 |
芝村: | ペンギンは初めて、傷ついた顔をした。 |
ペンギン: | 「……そうかもしれないし、そうでないかもしれない」 |
緋璃: | 「オーマになるということは、否応無しに変わってしまうこと、なんでしょうか…(呟くように」 |
芝村: | ペンギンは誰かを思っているのか、貴方の言葉を聴いていない。 |
緋璃: | では、少し黙ってそんなペンギンの側に居ます。空でも見ながら。 |
芝村: | ペンギンは人間になれるんじゃないかと思った。*10 |
緋璃: | (やっぱり、私は、もっと色んなことを知らないとダメだな) |
ペンギン: | 「今度は違うかもしれんな」*11 |
ペンギン: | 「俺の弟子*12は、ただの人間だ」 |
芝村: | ペンギンはそうつぶやくと、胸を張った。姿を変えても永遠に戦い続けるように。 |
緋璃: | そんなペンギンをまっすぐに見て |
緋璃: | 「特になりたいものがあったわけじゃなく。 ただ偶然、是空さんたちのそばに来て。そして、自分なりに出来ることをしていました。 その激務を見ているうちに、力になりたいと思いました。 そうして自分がやりたいことを出来る場所を目指したら、エースと呼ばれるようになっていました」 |
緋璃: | 「戦うためには、間違わないためには、どうしたって知識が要ります。 情報を集めることに関してはそれなりに自信はありますが、私はこの世界の新参です。 どうしたって知っていることは限られる。 情報の扱い方も上手くはない。 だから――これからも、教えてください。この世界について、そしてそこでの戦い方を」*13 |
ペンギン: | 「……その前に、男の獲り方でも覚えたほうがいいんじゃないか」 |
芝村: | ペンギンは煙草に火をつけた。 |
緋璃: | 「あら、教えてくれるんですか?(笑」 |
ペンギン: | 「戦いだけならいつでも出来る」 |
ペンギン: | 「人間同士でやってくれ。鳥類には不要だ」 |
緋璃: | 「戦い続ける人の傍にいたいと思ったら、私は待ってるんじゃなくて自分も戦いたいです」*14 |
芝村: | ペンギンは白い目だ。 |
ペンギン: | 「戦う技術だけはありそうだな」 |
ペンギン: | 「傍にいるのをみつけるほうが先だと思うが」 |
芝村: | 鳥、容赦ない。 |
緋璃: | 「そういうあなたはどうなんですかっ(憮然とした顔で」 |
ペンギン: | 「思い出*15だけで生きていける」 |
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- 評価変動
- +1 +1
緋璃の累計評価値:
ハードボイルドペンギン +3 +2
滋賀小助 +2 +2
是空とおる +1 +1
*後日談(部分抜粋)* | |
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緋璃: | うー、踏み込みすぎたorz |
芝村: | そうねえ。 |
緋璃: | 聞くの怖いですが感情値変動教えてください |
芝村: | +1+1 |
緋璃: | わーい、あがってる! |
芝村: | −5−5 |
緋璃: | いやいやいや そういう定番ネタはいいですから |
芝村: | えー。 |
緋璃: | ちなみに中盤までだと評価もう少し上がってました? |
芝村: | そうだね。地雷ふんでたからね |
緋璃: | 緋璃 の発言 (0:47): 「ペンギンさんにとって、オーマであることは忌むべきことなのでしょうか?」 これと、あの長文が地雷ですかねー |
芝村: | さすが、風野と思いました。 |
緋璃: | ああ、たしかに相手をぼこぼこにするという予言*16を達成しましたね!! |
芝村: | 長文は地雷ではないね。未熟ではあるけど |
緋璃: | うう、どーせ未熟ですよっ |
緋璃: | 弟子入りは失敗*17ですよね、これ |
芝村: | さてねえ。成功したかもね。 |
緋璃: | なんですか、その回答(しくしく |
緋璃: | (ああ、なんだろう。悪童さんがらぶらぶしてる裏*18でこのきゃっきゃうふふのきの字もない展開 |
*1:イベント選択までの経緯は以下。ちなみにそもそもオーマの勉強会をしようと思った直接のきっかけは、質疑大会のNo.119の回答
緋璃:この前のゲームの続きのつもりで予約したんですが、昼のはるさんのログを見た感じ、出来るのかなぁと悩みまして
芝村:ええ
緋璃:続きが可能なら続きで(結局、人から派生してるのが何か謎のままですし)、無理そうならペンギン呼んでオーマとかの勉強会でもしようかと思います
芝村:どちらでも
緋璃:続きでも特に支障ないんでしょうか?
芝村:また封印解けばいいんだろ。
緋璃:えー、それはさすがになんか怖いので勉強会でお願いします
*2:11/13昼に行われた、はる@キノウツン藩国さんの小笠原ゲームのこと
*3:ペンギンのオーマネームは式神コミックス5巻によると「白にして黄金」らしいが、ガンプだという噂もある。ともかくオーマなのは確か
*4:参考:http://d.hatena.ne.jp/akari_k/20071102
*5:ちなみにハードボイルドペンギンは鳥神族。フリッパーで銃を扱ったり手先が器用なあたりから、元は人間だという話
*6:参考:http://blog.tendice.jp/200711/article_8.html
*7:完璧な世界=パーフェクトワールド? と悩むが聞きそびれ。パーフェクトワールドは速度がとても速くて簡単には行けないという話があったはずだが。
*8:セントラルが円の中心軸。そのまわりを各世界が円を描くように回る。番号が低い世界の方が回転半径が短い。円の中心であるかのものが拡大すると番号が低い世界は飲み込まれ崩壊する。残ったのはドーナツ状の世界――という感じらしい。ちなみに世界モデルではこの円と垂直方向に時間軸が伸びたりしているらしいがこの辺は割愛
*9:オーマとはどんなものか判断基準が欲しかったが、良いか悪いかはあくまで主観によるもの。回答をはぐらかされないようにペンギン主観での判断を聞こうとしたが、地雷直撃(笑)
*10:この後、2〜3分間が空いています
*11:第二次黄金戦争では強くてもオーマに覚醒しなかった状況を指しているのか。問い返そうとしてタイミングを逃す
*12:是空さん、海法さん、虎雄などが該当。このうち少なくとも是空さんと海法さんはオーマネームを持たない
*13:20〜30分前の会話の流れから弟子入りフラグを立てられそうだったのでちなちま台詞を書き溜めていた。時間切れ間近だったので一気に貼り付ける。結果は……?
*14:本日一番の失敗台詞
*15:おそらくメイディアの姫君=シオネ・アラダ? のこと。ペンギンの昔話はSOUさんの小笠原ゲーム「兎とペンギンと・・・」やアプロー時のテンダイスのSS真央の旅で確認できる
*16:参考:http://nyan2.amatukami.com/comchat/logview.cgi?ymd=20070924#12
*17:そもそもペンギンと仲良くなろうとしたのは、弟子入り狙いもあったので一応確認した
*18:同じ時間にゲームしていた悪童屋さんは見事、微笑青空勲章を受賞。合計消費10マイルで勲章取得の偉業は多分誰も真似できない(笑 おめでとうございます。