1. 木陰のペンギン

イベント種類
ミニイベント 昼休み
参加者
0300054:風野緋璃
招待ACE
ハードボイルドペンギン
ゲーム日時
2007/09/24 14:00〜15:00

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芝村:ペンギンは椅子の上に座って煙草をくわえている。
芝村:ペンギンは帽子をかぶった。
緋璃:「こんにちは。ハードボイルドペンギンさんですよね。隣、いいでしょうか?」
ペンギン:「俺の先が開いたところだ。座ってくれ」
芝村:ペンギンは去っていきました。
芝村:
芝村:
芝村:
緋璃:「迷宮にいくんですか?」*1
ペンギン:「いいや。それとお嬢さん。貴方の国がどうかはしらないが、この国では先回りして話さないことだ」
ペンギン:「嫁の貰い手がなくなる」
緋璃:「すみません(しくしく)」
芝村:ペンギンは歩いていきました。
芝村:どうする?
芝村:このままゲーム終了してもいいが。
緋璃:うーん、邪魔してまでしたいことがあるわけじゃないんですよね。急いでますか?>ペンギン
芝村:いや。貴方が見ているとペンギンは外に出て、木陰で煙草をふかしている。
芝村:煙草が吸いたかったようだ
緋璃:わ、紳士だ
緋璃:じゃ、そばにいきます。
「すみません、FEGの風野緋璃といいます。今日は、ここ数ヶ月間お世話になったお礼がいいたかったんです」
芝村:ペンギンは煙草を消した。
ペンギン:「礼は要らない」
緋璃:「あ、お気遣いなく。私は煙草だいじょうぶです」
芝村:ペンギンは何も言わない。
芝村:ペンギンは帽子をかぶりなおして、眠りはじめた。
ペンギン:「誰かと話すのが苦手なようだな」
緋璃:「あはは、よく言われます。つきあわせちゃってすみません」
緋璃:「ずっと一緒に戦っていただいた人の事をよく知らないのも変な話ですし、是空さんのお師匠さんってどんな方なのか気になっていたので、一度お話したかったんですけど」
緋璃:「なんて話していいのかよくわからないのが正直なところです(小さく笑って」
ペンギン:「それは嘘だな」
緋璃:「嘘、ですか?」
ペンギン:「他人を気にする奴は早いタイミングで挨拶に来る。お前は他人を気にしていない」
緋璃:「他の人のように強い想いはもってないとおもいます。でも私は私なりに、気にはしますよ」
芝村:ペンギンは帽子で顔を隠したままだ。
緋璃:「全く気にしないで生きていけるほど、強くはないですから」
緋璃:「――そうですね。お礼というのはこじ付けかもしれません。でも、あなたと話してみたかったのは本当だと思います」
ペンギン:「強いて言えば、そういう動機、というところだろうな。お前と話をしていると、一人の作家を思い出す」
緋璃:「どんな方ですか?」
ペンギン:「どこかで読んだような意見ばかりを言うが、なにも理解してなさそうな人間だ。上辺は良く出来ている」
緋璃:「随分はっきりいいますね」(肩をすくめて軽く苦笑した感じで
ペンギン:「はっきり言わなければ、分からないんじゃないのか」
ペンギン:「まあ、だが、そんなことはどうでもいい。どんな生き方をしたいか分からんが、俺はこういうペンギンだ」
緋璃:「ええ。付き合ってくださってありがとうございます」
芝村:ペンギンは何も言わない。
緋璃:「うーん、戦いとかそういったこととは関係のないこともたまにはしてみたかったんですけど、やっぱり私には向かないみたいです(笑」
ペンギン:「向いていないことなんか、この世にはありはしない。本気になれないことがあるだけだ」
緋璃:「そうですね。まぁ結局私は、こういったことよりもっと好きなことがあるってことなんでしょう」
緋璃:「お話ついでと言っては何ですが、いくつかお聞きしてもかまいませんか?」
ペンギン:「聞くのは自由だ。答えないのも自由だが」
緋璃:「――気になっていることが二点あります。両方、私の友人に関することです。出来れば力になりたく思います。まぁ気が向いたら答えて下さい」
芝村:ペンギンはくちばしの端を動かした。
緋璃:「一つは是空さんのことです。藩王のことだから私がほっといても自分でなんとかしちゃうでしょうけど」
緋璃:「原さんについて、ご存じないですか?」
ペンギン:「時間跳躍をしている」
緋璃:「この前、私たちはニューワールドから青森に移動しました。ああいったものでしょうか?」*2
ペンギン:「そうだな。あの先の跳躍をしていない」
緋璃:「時間跳躍には特別な技術やエネルギーを必要すると、都さんたちから聞きました。*3
どうやって私たちはゲートを開いて、そしてその先に移動することが出来たんでしょう?
そして原さんを追えないのはなんでなんでしょう?」
ペンギン:「すでに世界は崩壊局面に入っている。世界が墜落するときに時間は逆流する」
ペンギン:「原は追えるさ、是空が追わないだけだ」
ペンギン:「奴は度胸のないサルだ。鳥類じゃない」
緋璃:「チキンではなくてサルですか(くすっ」
緋璃:「たまには国とかそう言ったことを全て忘れてほしいんですけどね」
ペンギン:「話はそれだけか」
緋璃:「二点目は、崩壊とも関係すると思うんですが、迷宮の話です」
緋璃:「迷宮に多くの方が向かっています。私の友人の大切な人たちも。
迷宮と世界の崩壊が関係しているという話は耳にします。迷宮を壊せば世界の崩壊を遅らせることも出来ると」
ペンギン:「それは嘘だ」
緋璃:「まぁここでぐだぐだ考えてないで、迷宮にもぐってみればわかるような気もするんですけど」
ペンギン:「迷宮を壊しても世界の崩壊は遅くならない。世界の再生が遅くなるだけだ」
緋璃:「では何故、宰相は迷宮を壊そうとするのでしょうか? 世界が再生しない方がいいことがあるんでしょうか?」
ペンギン:「迷宮を壊せば、次の迷宮が生まれる。世界の崩壊はそれとは関係ないが、その間に”お前達は”時間を稼げる」
ペンギン:「今この時期で、一番乗りできる自信がなければ、一番乗りする奴の正確に信がおけなければ、迷宮を爆破するだろう。次のチャンスを待つ」
緋璃:「一番乗りするひとによって、世界の再生の様子が変わるわけですか?」
ペンギン:「そうだ」
緋璃:「迷宮にいくACEと呼ばれる方々はみな、その事を知っていて、世界の再生に関与したいが為に最奥を目指すのでしょうか?」
ペンギン:「さあな」
ペンギン:「誰も彼もが同じ事を考えているとは思わない」
緋璃:「それもそうですね。そんな世界があったら怖いや」
緋璃:「えーっと――迷宮を壊すのは時間稼ぎ。失敗したゲームをやりなおすようなもの。迷宮の奥地に信頼できる誰かがたどりつけばいい、と」
ペンギン:「俺は寝る」
緋璃:「最後に一つだけ。世界の崩壊と再生は止められないのでしょうか?」
ペンギン:「そいつは俺にもわからない」
緋璃:「それともそもそも止める必要のないこと、なのかな」
ペンギン:「世界が崩壊すれば、全てのACEは死ぬ」
緋璃:「こうしてここにいる貴方の前で言うのも申し訳ないんですけれど、同じ人がたくさん居たり、別の時代の同じ人が居たりするこの現状がいいことなのか」
緋璃:「時々、考えてしまうんです」
緋璃:「だからって死んでいいことなんてあるわけないですけど」
芝村:ペンギンは苦笑した。
ペンギン:「世界もそう思ってるんだろう」

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評価変動
+1 +0

*1:9/19のSOUさんのログではペンギンが迷宮に向かっていたので、早とちりしています

*2:E100〜E102のこと

*3:参考:http://www32.atwiki.jp/miyako_nyanko/pages/11.html